ユーザーファーストを目指して~BiNDup誕生秘話と機能upのお約束


11年目のBiNDは、安定した環境で使い続けられるデスクトップアプリケーションと、クラウドならではの最先端技術を採り入れ進化していくオンラインサービスの両方を兼ね備えた統合サービスとなり、「BiNDup」として再スタートします。これまでもウェブとデスクトップアプリの両方が使えてサイトデータの同期が可能でしたが、これまでと異なる点や新サービスとしてスタートするに当たり込められた思いを開発責任者四家和彦と、プロジェクトマネージャーの洪泰和よりお届けします。

BiND11でもクラウドでもない、新サービスの登場

パッケージを使っていた人たちをあまりびっくりさせたくなかった

 いよいよ、新BiNDブランドのスタートですね。パッケージの登場から丸10年が経ち、クラウドサービスの登場からは5年目に突入、2つの製品が統合して新サービス「BiNDup」が始まります。

四家 以前から統合は視野にありましたから、ついにですね。今回大事にしたかったのは、これまで使ってきてくださった皆さんに納得していただける形でリリースすること。結果、両方の良さを失わず良い形を実現できたのではないかと。 

 クラウドの利便性は理解していても、デスクトップアプリの操作性とデータを手元に置いておける安心感から移行を考えていないという声や、課金サービスであることに対する抵抗が依然として多いことがわかっていましたから。それを理由に、日進月歩で技術が進んで行くクラウドのメリットを受けられないのは勿体ないですからね。従来のパッケージユーザーさんにも安心して最新の環境を使ってもらえるよう、考え抜いて出した結論です。

四家 パッケージを使っていた人たちをあまりびっくりさせたくなかったですからね。

最新ツールなら更新を頑張っている人はもっと成果に繋がるはず

スマホ登場から著しく変化するウェブサービス

 スマホが出てきてからの影響が大きいと思うんですけれども、ここ数年のウェブサービスの変化が著しいという印象がありませんか?

四家 スマホ対策はレスポンシブWebだけでなく、Google AMPといった表示の高速化など、次々と出て来てますね。
参考記事:Googleが勧めるAMPとは?ページ表示速度アップのためにできること

 ページ表示のスピードはかなり評価対象と聞きますからね。まだいいやと放置してしまうと、検索順位がいきなり下がってしまうこともあるので、ウェブのトレンドを意識することは重要です。やっと覚えた機能が数年で廃れてしまうことも頻繁に起きる。常に追いかけておかないと取り残されるし、だけど自分で情報を取り入れ続けるのも大変。本来やるべきことに注力する前に、力尽きてしまう・・

四家 確かに、サイト作りはどんどん複雑化していて、個人で全部を行うのは難しくなっています。なるべく少ない手間でみんなの知恵を使いこなせると楽ですが、情報収集だけも多くの時間がかかることも。

 NiceSiteなどのサイトを見ていても、数年前のBiNDの環境で一生懸命更新されているけど、今の時代では評価されない仕組み(例えばレスポンシブではない)ということもある。その意味で、最新環境で作ることは重要なんです。サイトの成果を決めるコンバージョンアップのためのトレンドなどもどんどん変わってきているなと感じます。

四家 今やビジネスサイトに欠かせない常時SSL化もそうですが、制作だけでなく運用や集客も含めた必要な対応はBiNDupに任せてもらうという環境作りですね。

 デスクトップアプリケーションの場合、アップデートするかしないかは利用する側に委ねられていて、選択肢があることはいいのかもしれませんが、実は損していることも多いのかなと・・

四家 ウェブサービスは、インストールやアップデータを当てる手間なく、ある日突然勝手にアップデートされていますからね。最初は慣れずに戸惑うことがあっても、結局は利点ですよね。

 これまでBiNDは着実に使いやすい機能が完成しても、まとまったタイミングに合わせて搭載となることが多かったのが、今後は細かくアップデートできるようになるのが楽しみです。

サイトを作るツールなのでウェブアプリを使ってもらう方が断然便利

四家 エンジニアの視点では、全員が同じ最新環境だったらもっと最先端の技術を取り入れやすくなるのが魅力です。BiNDupはホームページ作成ツールなので、本当はいろんな意味でクラウド環境を使ってもらうほうが使い勝手がいいんです。リアルタイム編集はそのいい例です。

 ちょっとしたデータの更新に、デスクトップアプリを起動して修正後、サイトデータを再アップロードするという作業を繰り返す必要がないのはウェブアプリならではの魅力ですね。

四家 BiNDupで実現する、独自ドメインの取得から設定、常時SSL化までを自動化も、最新環境のウェブアプリでBiND専用サーバーを使うという条件が揃っているからできること。ドメイン取得やサーバーが外部にあると、自力で設定に必要な要件や情報を探さなくてはいけないですからね。BiNDup側にすべての情報があればSSL化までも進めておくことができる。そういう意味でも、利用者に同じ環境を提供できるというのは、アプリを作る側も利用する側も利点が多いことだと思います。

 今後も、アプリ側で面倒な作業を肩代わりすることで、もっと、サイト作りのクリエイティブな部分に専念してもらえるようにしたい。ちなみに「BiNDup」は、「続けて利用するうちに機能性もUPして結果もUPする」ことに由来しています。

安心して使ってもらえる料金体系に

 ここまでの構想で良い形が見えたけれど、どうしても最後まで拭えなかったのが、課金もデータを預けるのも嫌だという人にもサービスを意識することなく使ってもらえる方法でした。

四家 ウェブアプリやサーバー機能を使わないなら、1年後はそのままパッケージ製品を購入したときのように使い続けることができるでいいじゃないか。クラウドサービスにはない発想ですね。購入方法も課金だけではなく買切りが選べてもいいという・・。
購入方法は違っても使えるものは全く同じ。ウェブアプリによる更新の手軽さやサーバー機能、フォーム機能などの使い勝手をじっくり試してもらって、決めてもらいたいですからね。


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BiNDupの未来はお仕事ツールとコンシェルジュツールの2方向

サイト制作を仕事とする人に使いやすいツールへ

四家 BiNDの特性を考えても、サイト作成を生業とする人がBiNDupを選ぶという流れは強まるのではないかと。

 そうですね。昨年実施した「ウェブコンポーザー白書2017」の調査でも、27%がデザイン業の方でした。クリエイティブに携わる方との親和性は高いでしょうね。

四家 今回のBiND Pressで、複数人でも更新できるような仕組みにする予定ですが、他にもサイトの公開前にプレビューサイトを作れる機能とかあるとチェック工程がラクになるとか、制作者とクライアントで作るスタイルを後押しできる機能を取り入れていくのはありですね。

 コーディングはできないけどデザインはできる人にBiNDはすごく向いてますからね。

サイトを育てることを一緒に考えるコンシェルジュの存在へ

四家 もうひとつは、サイトの運用に関して明確にやるべき施策を示してくれる、コンシェルジュを担うようなサービスにしていく方向性です。
せっかくフォーム機能「Smooth Contact」やBiNDカートで顧客データを集めているのに、それらをデータ管理するような連携が現状できていないので、課題です。

 サイトの更新と同じように、ルーティンで集客や成果を意識できるようなツールがあればいいですね。Google Analyticsが見やすくなるだけでも違うはずです。ひとりで戦っている個人事業主には特に、労力をショートカットできる機能が頼りになるでしょうね。

サイト運用のPDCAをBiNDの世界に包括させたい

四家 サイトを作ることが目的だった時代から、公開後のサイトをどう成長させていくかに今は重点が置かれるようになりました。当たり前といえばその通りですけれど。作ることにこだわれるBiNDとして成長させてきた10年だったので、これからはサイトをどう育てていくかをサポートするようなサービスにしていきたいですね。

 サイト運用のPDCA的なものがBiNDの世界の中で完結できたらいいのでしょうね。

四家 もちろん、作る楽しみを体験できるツールであることは忘れずに。「全ての人がデザイナーに」というビジョンは持ち続けていきたいですね。

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