ネットで反響を呼ぶためのWebコンテンツ制作 3つの法則

レストランや飲食業を営んでいればグルメ番組やワイドショー、美容やファッション業なら婦人向け雑誌など「こんなテレビ番組や雑誌で紹介されたらいいな~」と思う人気番組や、雑誌、ネットメディアがあるでしょう。

ネットで話題になれば、メディアに掲載される率もアップしますが、では、「インターネットで話題」になったり、シェアされたり注目されやすくなるためには、どんなことに気をつけてホームページを運営をすればいいのでしょう。

メディアに載りやすくする、シェアされるための3つの法則

テレビやメディアに出演したり製品が紹介されるインパクトは大きいと言われます。が、そのメディアはどうやって「モトネタ」を探しているでしょう。プロのリサーチャーやディレクターだって、やはりいまどきは、インターネットで話題をチェックしています。

裏を返せば、ブログを書いたり、インターネットで情報発信することは、メディアに取り上げられるための大きな一歩です。現在では長文を書かなくても、InstagramやTwitterなどに写真やビジュアル、動画をメインに情報発信するという方法もあります。

そこで何をしたら話題になるのかわからないというWeb運営者のために、どんな人でも実践できて、効果の上がるコンテンツの作り方を紹介しましょう。
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1.「人の役に立つ」視点で書く

まず心構えとして、「思わずシェアしたくなる面白いこと」より、「人の役立つ」ことを視点にテーマやコンテンツを考えるほうが、確実に話題になり、長い間読まれる記事になります。

たとえば雨が数日続いたので、みんなが困るだろう(例えば洗濯物が乾かない)という話題に対して「室内干しで臭いが気にならないコツ」のようなコンテンツを発信します。リアルタイムで閲覧者の役にたち、喜ばれますし、また何年後かに雨で洗濯物について調べたい人からも読まれる「ロングセラー」コンテンツになるからです。

「まとめ記事」が人気なことからもわかるように、調べてまとめるのは面倒なものです。人の代わりに面倒なことをしてあげて、その結果をサービスとして提供する気持ちで考えるとコンテンツ作りもうまく行きます。ただし、手間暇をかけてまとめることに意味があるので、制作時間はそれなりにかかります。

2.専門性を高める

「人が知らないことを書く」と考えると肩の荷が重く感じますが、「この話題なら苦もなくたくさん書ける」ということを深めていき、専門性の高いホームページにしていくことは、人気を得やすくなるポイントです。多くの場合は専門となる本業の話題になると思います。またどこでも紹介されている基本的な内容でも「地域性」や「利用者」の視点を加えることでオリジナリティが出ます。

たとえば、カフェのあるケーキ屋さんがケーキのことを発信すると専門性の高いコンテンツになるはずですが、近所のギャラリーや美術館の展示内容、演劇小屋の上演演目と掛け合わせて記事を書けば専門性が別の意味で深まり、また地域の利用者にとっても便利な記事になるでしょう。

専門性の深め方はさまざまですが、すでに人気のあるものをそっくりマネはしないことは、インターネット上で「目立つ」ための鉄則です。

自分で記事が書けなくても、専門分野の関係者にインタビューし、記事を掲載するのもおすすめです。業界内での重鎮や、なかなかネットに出てこない専門知識を持った人などが登場するのも、インパクトがあります。

3.「この目で見たい」ものがある

写真や動画も、読み物と同じく重要なコンテンツです。伝えたいことを写真で示したり、動作やアクションなどを動画で示すのもいいアイデア。キレイなファッション写真や可愛い動物写真に限らず、料理のコツや、物の修理方法など「見なければわからない」ものはたくさんあります。

たとえば、美容院のコンテンツではまとめ髪やセット方法の解説は人気です。しかもスマートフォンひとつで動画の撮影から簡単な編集までできる時代。文章だけでなく、インターネットならではのコンテンツにチャレンジしてみてもよいでしょう。

定期観測のように日々続けたり、季節の風物詩にちなんだ「リアルタイム性」を盛り込むのも、インターネット上で話題をつくるには、よいアイデアです。

話題のサイトはしっかり3つのポイントをおさえている!

ここまで触れたポイントを、実例をもとに確認してみましょう。
いま飲食系でもTech系でも熱い注目を浴びているケーキ屋さん「BAKE」をご存じの人も多いでしょう。そうでなくてもBAKE CHEESE TARTというチーズケーキ専門店や、アプリから自分で撮った写真をケーキにできるサービスPICT CAKEを知っている人もおられるでしょう。どちらもBAKEのサービスで、BAKEのサイト戦略は、メディアでも話題になるポイントがきちんと押さえられています

1.オウンドメディアで食に興味のある人に「役立つ記事」を提供

BAKEでは「THE BAKE MAGAZINE」というブログメディアを立ち上げて、食に興味のある人、そして業界の人に役立つ記事を発信しています。プロの視点で自社の宣伝なしに多くの情報を提供しているため、多くのメディアから逆に注目を集めることになりました。

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2.サイトを分けることで「専門性を上げ」探されやすく

「役に立つ記事やサービス」を用意したうえで、ちゃんとネットで探してもらうための戦略としては、キーワード検索にかかりやすくなることがポイントです。キーワード検索に強くなるには、1つのサービスの専門性をもって掘り下げることが重要です。

BAKE CHEESE TARTは、「ケーキ」でなく「チーズケーキ」だけに絞り込まれているブランドなのでキーワードに強くなります。
また、「写真 ケーキ」といった単純な言葉で「PICTCAKE」は検索1位になりますから「求めているもの」がとても探し出しやすいサービスです。

1つのお店や会社で複数のさまざまなサービスを展開するのではなく、ブランドやお店ごとに戦略(狙うキーワード)もサイトも分けて展開するというのはとても賢い手法です。

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3.インスタ映えする「写真の力」で心を掴む

どのブランドも、お菓子という世界観を反映し、遊び心と美しさにあふれたデザインのBAKEのサイトですが、お菓子のような商品性はインスタ映えすることも影響すると思われます。「こんなすてきなものを買ったらインスタ映えするな」というお客さんの気持ちをくすぐるために、サイトの一枚一枚の写真がいかに重要かマーケティングされています。

また、「PICTCAKE」は「自分が撮った写真をケーキにする」サービスといえば、もやは写真をシェアしないではいられませんよね。「この目で見たい」と「人に見せたい」がうまく掛け合わさったビジュアル戦略です。

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いかがでしたか?

インターネットのコンテンツは低価格で発信できる最高の宣伝ツールですが、そのひとつひとつのコンテンツを作るのは手間や時間がかかるもの。
せっかく手間をかけるならば、長期的にホームページの価値を上げるような内容を発信していきたいもの。どんな内容にするべきか迷ったら、今回紹介した3つの法則に当てはまるか?考えてみるのもよいでしょう!

こうしたコンテンツ発信を本気で考えるならブログやSNSだけでなくホームページを持つのがブランドを作る第一歩です。
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  • POINT

  • 面白い記事よりも役立つ記事のほうが結果的にロングセラーコンテンツになる
  • すでに人気あるものをそっくり真似せず「地域性」や「利用者」の視点を加えオリジナリティを
  • 思わずシェアしたくなるような写真をサイトに用意し、お客さんの心を掴む

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