YouTubeやInstagramなど動画投稿で役立つ、動画サイズの基本

動画共有サイトYouTubeをはじめ、FacebookやTikTok、Instagramに加え、今後はLINEにも動画共有機能(LINE VOOM)が追加される予定で、動画を配信可能なSNSプラットフォームが多数出揃った昨今。動画そのものも画質が年々ハイクオリティになっており、最適な動画サイズも年々変わってきています。

今回は、動画を作成してネット上に公開したりディスクに書き込みする際に知っておきたい、メディアごとの最適な動画サイズをまとめました。
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主な動画共有サービスの特徴を知ろう

横型動画プラットフォームと縦型動画プラットフォーム

動画といえばいまのところ通常は、テレビや映画のように横方向が長いサイズが一般的です。動画共有サイトのYouTube、Vimeo、ニコニコ動画、Facebookビデオ、また各種の動画コンテンツ配信サイトでも横型サイズでの公開が基本です。

ところがスマートフォンの普及により、スマホを縦にして撮ったような縦方向が長い縦型動画も多く使われるようになってきました。短い動画の共有サイトとして人気のTikTok、InstagramのReelなどの動画機能(Insta Liveも)は縦型の動画が基本です。
▽参考記事

SNSで人気のタテ型動画のメリットと活用ポイントをご紹介

最近では、さまざまなプラットフォームで動画コンテンツを共有したいというニーズも増えていますから、それぞれの動画サイズをまずは知っておくことが重要です。

一般的なメディアの動画の規格サイズ

以下に、一般的な動画メディアの規格サイズを紹介します(サイズの単位はピクセル)。

名称 サイズ アスペクト比 備考
8K 7680×4320 16:9 最新の映像サイズ。8K対応テレビ、ディスプレイなどで再生する。2020東京オリンピックは一部がBS放送で8K放送された。
4K 4096×2160 256:135 非常に高解像度な映像が得られる。4Kテレビなどで再生する。Netflixは一部コンテンツが4Kで配信されている。
2K 2048×1080 256:135 現在のデジタルシネマの規格サイズ
フルHD 1920×1080 16:9 Bluray映画に使用されるサイズ。HDTVとも言われる
HDV 1080i 1440×1080 16:9 HDVテープで録画できるサイズ。
HD 720p 1280×720 16:9 D4サイズ。Androidのスクリーンサイズはこのサイズが多くある。
DVDビデオ 720×480 3:2 日本のDVDビデオ製品規格。NTSCスクイーズ方式はこのサイズ。DVテープで録画できるサイズも同じ。
DVDスタンダード 720×540 4:3 DVDで販売されたパソコン用のゲームやソフトの標準サイズ。映像よりも縦が長め。

 

一般的なビデオのサイズと縦横比
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プラットフォームごとに異なる動画の仕上がりサイズ

作成した動画を共有するためにはそれぞれのプラットフォームに適した動画のサイズを知っておきましょう。設定サイズを間違えると、昔のテレビ番組を新しいテレビで再生したときのように画面がゆがんでしまったり、左右に余白が出てしまうことがあります。

一般的に、動画を作るときは最初に「再生時の画面サイズ」(仕上がりサイズ)を想定しておくのがおすすめです。
自動的にメディアに合わせて後からサイズ変更できるソフトもありますが、パソコンのパワーを必要としたり、動画の左右を切り取らないといけないなど編集に難儀することがあります。ここではまずは横型のプラットフォームのサイズを紹介し、続いて、縦型動画のプラットフォームの仕様を紹介します。

YouTubeでアップロードできる動画サイズ

YouTubeやInstagramなど動画投稿で役立つ、動画サイズの基本

2021年現在、YouTubeでは再生スクリーンは、アスペクト比が 16:9に固定されています。アスペクト比とは横と縦の比率のことです。横が16に対して縦が9になるということです。それ以外の縦横比の動画をアップロードした場合も、動画サイズが自動判定されて歪まずに表示されますが、プレーヤーには、余白となった調整部分の上下または左右に黒い帯が追加されます。そのため、再生画面内にぴったり収めるには、以下の解像度(単位はピクセル)のいずれかでエンコードしてください。

  • 4320p: 7680×4320
  • 2160p: 3840×2160
  • 1440p: 2560×1440
  • 1080p: 1920×1080
  • 720p: 1280×720
  • 480p: 854×480
  • 360p: 640×360
  • 240p: 426×240

上記であげたようにアスペクト比が異なるものの、解像度としてはすでに8Kレベルに対応しています(8Kの一般的な仕様よりすこし幅が狭いです)、見る人が自身の通信環境によって再生解像度を選べるYouTubeでは、回線速度やYouTubeの動画のアップロードリミットが許す限り、高解像度でアップロードしておくとよいでしょう。
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Vimeoにアップロードできる動画サイズ

YouTubeやInstagramなど動画投稿で役立つ、動画サイズの基本Vimeo もアスペクト比も基本は16:9です。また、4Kや8K動画のアップロードにも対応しています。あらかじめ、ワイドサイズの動画を用意しておく必要があります。以下のサイズが一般的に推奨とされています。

  • 8K UHD(17:9): 8192 × 4320
  • DCI 4K UHD(16:9): 4096 × 2160
  • 4K UHD(16:9): 3840 × 2160
  • 2K(16:9): 2560 × 1440
  • 1080p HD(16:9): 1920 × 1080
  • 720p HD(16:9): 1280 × 720
  • SD(16:9): 640 × 360
  • SD(4:3): 640 × 360

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ニコニコ動画にアップロードできる動画サイズ

ニコニコ動画の動画の最大サイズは、最高でもフルHD (1920 × 1080)と、他と比べると画質は低めです。またアップロード速度は会員の種別によって異なり、無料会員では低速になるため、動画はある程度圧縮しておかないとアップロードに時間がかかる可能性があります。

  • フルHD画質(1080p)
  • 高画質(720p)
  • 中画質(480p)

Facebookビデオの動画サイズ

基本的には縦型でも横型でも自由に投稿でき、サイズは自動的に調整されます。また、パソコンからアップロードしている場合は自動的に解像度も高くなっています。縦型動画はPC画面では左右に黒い余白ができますが、スマートフォンで画面いっぱいに表示されるように調整されます。

Facebookページを運営している場合や広告を配信をする場合などに動画サイズを検討する必要があります。Facebookの動画の最高解像度は1080pです。また縦横比は、1:1、または4:5(スマートフォンのみ)です。

PCからもスマホからもそれなりに見やすい大きさになる1:1を利用するケースが多く見られます。ほかにも、4:5か9:16 あるいは、16:9などが採用されます。また、StoriesはInstagramと同様、縦型です(後述)。

プロジェクターで再生するときの動画サイズ

パソコンをプロジェクターに繋いで動画を再生したい場合もあります。この場合、スクリーンに映し出すパソコン側で動画を全画面表示にすれば自動的に調整されるので、とくに縦横比を心配することはないかと思います。

とはいえ、フルHDの16:9の動画サイズが一般的で、テレビで再生したいときにも適しています。その場合はBlu-rayやDVDに保存するとよいでしょう。

続いて、縦型が基本の動画SNSのサイズについて確認しましょう。

TikTokの動画サイズ

TikTokは通常スマートフォンアプリで撮影&投稿するのであまり画面サイズを考える必要はありませんが、広告出稿もできるのでその際は動画サイズを確認しておくべきです。

TikTokの動画広告のアスペクト比は9:16、1:1、または16:9です。TikTokの動画の画面サイズは、1080×1920(フルHD)が基本で、広告で対応する動画サイズは以下です。

  • 540×960ピクセル以上
  • 640×640ピクセル以上
  • 960×540ピクセル以上

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Instagramの動画サイズ

Instagramでは、Reelやフィード投稿、iTVなどに動画を投稿できますが、基本的に1:1の正方形か、縦型、またPCと同じ横型の表示が可能です。広告用の動画では、アスペクト比は、以下の3種類です。

  • 正方形動画 1:1
  • 横型動画 1.91:1
  • 縦型動画 4:5

動画ファイルの重さは最大250MBに制限されていますが、解像度の指定はありません。一般的な1080×1920(フルHD)動画の縦方向をトリミングして加工する程度と考えるのがよいでしょう。

コンテンツマーケティングで動画を活用しよう

近年では、YouTubeをはじめ、多くの画面でスマートフォンで動画を観ることが当たり前になってきました。
コンテンツマーケティングを行う際にも、テキストだけに終始せずノウハウや製品情報など動画で動かして伝える方法も人気です。
国産のCMSであるBiNDupコンテンツマーケティングの運用がしやすいブログ機能を搭載。サイト内で構築できるのでドメイン強化や流入アップが期待できます。
記事内に、YouTubeやInstagramに公開した動画を貼り付ければ相乗効果が図れます。

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これからは動画ももっと積極的に活用して、さまざまな場面でお役立てください!
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  • POINT

  • 一般的な動画メディアの規格サイズも把握しておこう
  • 動画サービスによってサイズのほかアスペクト比も異なる
  • サイト集客できるコンテンツマーケティングに動画を活用しよう

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