サイトの素材とInstagramの写真で動画を作ってみた

動画コンテンツはもはやWebプロモーションに欠かせない存在です。今回はサイトにある写真とInstagramに投稿した写真を使って映像クリエイターが動画に仕上げた過程をご紹介。ストーリーの組み立て方や演出方法など動画づくりの参考にしてください。

Webで何かを伝えようとしたとき、動画コンテンツは欠かせない存在。写真とはちがう世界観が表現できるのが魅力です。
PhotoCinemaなどの動画作成ソフトで作ることはできますが、ハードルが高いと敬遠されてしまうのも事実・・

そこでBiND10周年記念プロジェクトでは、動画を気軽に提案できたらという願いで、ユーザーさんのサイトの素材とInstagramの素材を使い、映像クリエイターが動画を作るプロジェクトを企画。

普段なかなか知ることのできない映像のプロならではの演出方法の秘訣を詳しくご紹介したいと思います。

目には見えない香りの魅力を伝える動画作りに挑む

今回、動画制作の対象となったのは、アロマで空間をコーディネートしている「create aroma space Rauha」。
天然素材100%の香りにこだわり、様々なシーンを香りで演出されています。

create-aroma-space-rauhatop
http://www.saiko-rauha.com/ サイトデザインは「しもでデザイン事務所」がBiNDで作成

そんなRauhaさんの映像への要望は、「商材の魅力が雰囲気で伝わるイメージビデオ」でした。

動画制作をプロに依頼するとそれなりの予算が掛かるものですが、今回の企画ではできるだけカジュアルに良質な動画を作ることを目指していたので、直接お会いしての打合せなどはないものでした。
そんな中で、期待通りの動画を仕上げるためにどのような工程があったのでしょうか。

映像ができ上がるまでの過程

サイトコンテンツには、オリジナルアロマオイルの販売や、レッスン等の紹介もありますが、今回、動画化を望まれたのは「アロマ空間コーディネート」をテーマとしたイメージビデオでした。
大切なポイントのヒアリングはしたものの、どんな映像に仕上げるかはクリエイターの腕の見せ所です。

どうすればRauhaの世界観を動画で表現できるのか、まずは映像構成を決めるところからスタートします。

1.映像構成はどのように組み立てたか?

サイトのどこにインスピレーションを得て、映像構成を組み立てたのでしょうか。
最初はトップページにある「Message」をメインのストーリーにしようと考えていましたが、サイトを読み進めるうちに共感したのは、「About」ページに合ったアロマセラピーへの想いでした。
about_aroma

  • 緑深い森の中、青い空を見上げて思いっきり深呼吸したぽかぽか日和の散歩の途中で感じるお日様の香り。こんな体験または想像をしてココロが和んだ経験はありませんか。

これがキーワードとなり、今回の映像のコンセプトが “自然” に決まります。

そして、サイトの素材に相乗効果を与えるような自然の映像を加えるきっかけとなりました。
また冒頭の自然のカットはカットごとに環境音を強調して、より、“香る” カットにしようと工夫しました。

2.楽曲・素材を選定するときのヒント

Rauhaさんから感じるのは、香りを総合的にプロデュースをしているところです。
人の手が入り、香りをクリエイティブしていることを表現したいと考え、選曲はアナログな音楽にしました。
その上で、可愛くなりすぎない、幼くなりすぎないイメージを探り、アコースティックギターとピアノの響きが美しい楽曲を選びました。
photoimage
素材は、「自然」を感じさせるものを軸に、空間コーディネートの提案に繋がるような素材をセレクトしていきます。

3.演出を加える

サイトの写真素材だけを使い動画にすることもできますが、コンセプトの「自然」を強調するため、自然との繋がりを感じさせる動画素材を加えることで、ストーリーが立体的になることを目指しました。

動画と写真の色味は全体的に、インスタグラム風の色味に揃え、温かさを感じさせるアナログな世界を表現しました。
文学的なトーンの楽曲にも合わせる意味で、この色味に調整しました。
また、和テイストの商品があったので、コピーは縦書きにし、サイトに掲載された言葉を拾い、映像とシンクロするようにシンプルに綴ってゆきました。

4.Web上で使われることを意識

動画の用途は、店頭だけなくインターネット上でも使う想定なので、YouTubeなどで単独で公開してもコンセプトが伝わりやすくしながらも、サイトの背景動画としても使えるように、説明的すぎないようなバランスを意識して作りました。

自然と調和する、香りと空間を提案する動画が完成

movietop

ブランドの動画を作られたのは初めてというRauhaさん。仕上がった動画をご覧になり、

  • 天然のエッセンシャルオイルを使って、
    目には見えない香りを暮らしの中で愉しむカタチを提案しているのですが、
    自分の描いている伝えたいその想いが、映像・音楽となり表現して頂けてとても感激しております。
    ありがとうございました。

との感想をいただきました。

一方、サイトを手掛けられた「しもでデザイン事務所」さんはこれまでにも動画を制作したことがあるそうですが、意図をしっかり捉えたムービーに、様々なヒントを得られたとのことでした。

完成した動画は、さっそく、サイトのトップページで背景動画に配置され、最初に訪れた方へ示すメッセージとして、よい演出になっています。一方で、再訪した方などへの配慮からきちんと映像の「Skip」を設置してあるのも好感が持てます。

▼リニューアルされたサイト
「create aroma space Rauha」

動画を作るにしても、依頼するにしても、軸として伝えたいキーワードを何にするかが大切です。
素材選びやストーリー設計はそこから生まれてゆくのですね。ぜひお役立てください。

  • サイトも映像も、何を伝えたいかコンセプトを決めるのが一番先
  • キーワードに相乗効果を与える演出を工夫すると、プラスαの仕上がりに
  • 背景に使う動画の場合、説明的すぎる映像は避ける

関連記事

  • オススメ
  • Web作りのコツ
  • 写真・動画

素材DLサービス「マテリアルズ(materials)」に欠かせないポイントの確認方法と使い方

デジタルステージ製品で使える写真素材などがダウンロードできる「マテリアルズ(materials)」の使い方と、ダウンロードの際に必要なポイント(マテポ)の使い方をわかりやすくまとめました。写真以外にも音楽、テンプレートなど合計2,400万点以上を用意。探し方のコツもお伝えします。

2018.01.30 - DS Staff