意外と忘れがち! Webサイト開設時にやるべき3つの設定

Webサイトは完成してからが本番です。より多くの人に見てもらう、何度も見に来てもらえるWebサイトに成長させるためには、まず何をするべきでしょうか? 開設と同時にすべきことを3点整理しました。

Webサイトの初期設定

【設定1】検索ロボット巡回対策

検索サイトでの表示順位は、基本的にプログラム(ロボット)が、Webサイトを巡回することで決定しています。そのため、Webサイトは高い検索順位で表示されるよう、想定する検索キーワードと関連度の高い情報を設定する必要があります。主な項目は以下の3点。

Google検索結果

「ページ名」具体的に

Webサイトのタイトルです。Webサイト固有の名称にくわえ、「◯◯の通販サイト」「◯◯がもっと分かる解説サイト」など、具体的で短い説明も入れやすい要素です。また、ブックマークされた時などは、「ページ名」が表示されます。

「説明文」簡潔に

「説明文」は、一部の検索エンジンで検索結果の一覧ページでページ名と併せて表示されます。「ページ名」よりも詳しく、どんなコンテンツがあるのか、どんな課題を解決できるのか、完結に説明しましょう。

「キーワード」検索ワード候補を

カンマ区切りでコンテンツ内容を表す単語を入力します。「ページ名」、「説明文」と併せてこちらも検索ロボットの巡回対象となります。例)BiND,サイト作成,無料ホームページ作成

【設定2】Yahoo!カテゴリへの登録

日本最大の検索サイト「Yahoo!JAPAN」には、創業当初から「Yahoo!カテゴリ」と呼ばれるリンク集があります。公共性の高いサイト、特定ジャンルについて専門性の高い情報が充実したサイトなどが無料で掲載されます。

上記の設定が不十分の場合、希望する検索キーワードでうまくヒットしない、検索順位が2ページ目以降となってしまう可能性が高まります。また、競合サイトが多い場合は、説明文やキーワードをより具体的な内容に変更するなど、工夫してみる価値もあります。

【設定3】SNSアカウントの取得・運用

Webサイトの開設後、コンテンツをSNS上で拡散させ、サイトへの流入増をねらいます。全てのSNSアカウントを用意する必要はありませんが、コンテンツのタイプに合ったかたちで、運用してみましょう。その際、各SNSアカウントの特性を把握しておくと、より効果的な運用ができます。

Twitter、Facebookページ

ユーザー数も多く、多くのWebサイトがSNSボタンを採用しています。更新情報をテキストで流すだけでなく、ブランドイメージに合った関連情報の発信や、ついシェアしたくなるような画像の投稿も、ファン獲得に効果的です。

YouTube、Vine

より分かりやすく、より魅力的にコンテンツを見せていくうえで、動画は効果的です。最近ではスマートフォンだけでも、十分に撮影・編集できるようになってきました。より手軽に動画コンテンツを公開する方法として『vine』などのスマートフォンアプリ(iOS・Android・Windows Phone)にも注目です。6秒間のループ動画をあっというまに作成、Twitterなど各種SNSへ手軽に公開できます。

Tumblr、Instagram、Pinterest

美しいビジュアルの商品写真、風景写真は、SNS上でシェアされやすいコンテンツです。Twitterなどはもちろん、写真が人気の専用SNSを使えば、メインのブランドアカウントでは接点のなかったユーザーとの接点が生まれます。

Twitterパーツ

(ご注意を)独自ドメイン取得時にはSNSアカウントのID確認も

SNSのアカウントIDは、既に取られている可能性があります。独自ドメイン取得前であれば、利用する可能性のあるSNSで希望するIDが取得可能か調べ、取得してしまうことをオススメします。独自ドメイン取得後に調べ、希望するIDが取れなかった場合は、IDの後ろに(_文字)などで対応する必要があります。

【設定4】無料でアクセス解析

Googleが提供する無料のWebアクセス解析サービス「Googleアナリティクス」を使えば、リアルタイムで何人がサイトを閲覧しているのか、流入元(検索サイト、外部サイトなど)がどこなのか、どのページが人気かを詳細に把握することができます。

目標設定

サイトを運営するうえで、Googleアナリティクスを活用し、定量的な効果計測を継続的に行うことが重要になります。評価指標は、PV(ページビュー)、ユニークユーザー数などがあり、Webサイトの性質や目的により評価すべき指標は異なります。資料請求、商品購入、メルマガ登録などの具体的な達成項目がある場合は、PVやコストに対してどの程度のコンバージョンを目標とするか設定しましょう。

SNSアカウントの解析ツールも

Twitter、Facebookにも解析ツールが用意されています。投稿ごとにURLのクリック数やシェア数などが把握できるので、解析結果をもとに、投稿する時間帯や投稿内容を最適なかたちにしていきましょう。

GoogleAnalytics

  • POINT

  • 検索ロボット対策は慎重に。競合分析も大事
  • 待っていてもWebサイトに人は来ない。SNSの積極的な活用を
  • Google Analyticsでアクセス解析⇒サイト運営に活用

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